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「織りイメージ」でテキスタイルの表現力が進化!

更新日:5月30日

テキスタイルデザインの可能性を大きく広げる「織りイメージ」機能が、ver.4.25へのアップデート追加されました!最新バージョンはもうお試しいただけましたでしょうか?


「織りイメージ」機能は、これまで以上にリアルで表現豊かな織りシミュレーションが可能になります。今回は、この革新的な機能が、デザインワークフローにどのような新たな可能性をもたらすのか、さらに深く掘り下げてご紹介します。


織りイメージ

「織りイメージ」がもたらす新たな表現力

「織りイメージ」機能は、組織図に基づいた糸の動きを再現し、リアルな質感を画面上で確認できます。これまで、頭の中でイメージするしかなかった複雑な織り組織も、実際に近い形でプレビューできるため、デザインの試行錯誤が格段に効率化されます。(※糸のケバ部分の描画やジャガード(擬似組織)には対応していません)


織りイメージの特長

  • パナマ織の奥行き:  以前は平面的な表現になりがちだったパナマ織の独特な凹凸感が、今回のアップデートにより、リアルに再現されます。縞入力との連携も強化され、より複雑で表現豊かなデザインも直感的に作成可能です。


    パナマ織

  • 蜂巣織の繊細な構造:  蜂の巣状の立体的な織り柄が特徴の蜂巣織。新しい「織りイメージ」では、経糸の浮き沈みが精緻に表現され、その複雑な構造を細部まで確認できます。コントラスト設定を調整することで、生地の陰影や糸の色の濃淡を微調整し、理想のイメージへと近づけることができます。

    蜂巣織

さらなるリアリティを追求した強化点

  • 高密度表現による微細な表現:  デフォルト糸密度の3倍まで対応可能になった糸密度入力により、これまで表現が難しかった高密度織物もシミュレーションできるようになりました。(※二層織りには対応しておりません)


    高密度表現による微細な表現

  • ソフトで自然な起毛感:  最長20mmまでの起毛表現を可能にする新しいアルゴリズムにより、これまで以上に自然で柔らかな起毛感を表現できます。製品イメージをよりリアルに見せたい場合に、非常に有効な機能です。(※縞入力画面とは異なるアルゴリズムが採用されています)

    ソフトで自然な起毛感

    ソフトで自然な起毛感

  • 二層組織における接結糸の表現:  二層織物のデザインにおいて重要な役割を果たす接結糸。今回のアップデートでは、この接結糸の有無や配置が織りイメージに反映されるようになりました。(※縞入力画面と織りイメージ画面での書き出し本数が異なります)

    二層組織における接結糸の表現

  • 表裏同時印刷でデザイン確認を効率化:  ドビー組織の表裏同時印刷に対応したことで、複雑な組織の表と裏のデザインを一枚のシートで同時に確認できるようになりました。これにより、デザインの検討やクライアントへの提案がよりスムーズになります。


    テキスタイルシミュレーション

今回のver.4.25アップデートにより、「織りイメージ」機能が大幅に強化され、テキスタイルデザインの可能性がさらに広がりました。ぜひこの機会に最新バージョンをお試しいただき、革新的な表現力を体験してください。



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