「織りイメージ」でテキスタイルの表現力が進化!
- 4dboxplans
- 5月20日
- 読了時間: 3分
更新日:5月30日
テキスタイルデザインの可能性を大きく広げる「織りイメージ」機能が、ver.4.25へのアップデート追加されました!最新バージョンはもうお試しいただけましたでしょうか?
「織りイメージ」機能は、これまで以上にリアルで表現豊かな織りシミュレーションが可能になります。今回は、この革新的な機能が、デザインワークフローにどのような新たな可能性をもたらすのか、さらに深く掘り下げてご紹介します。

「織りイメージ」がもたらす新たな表現力
「織りイメージ」機能は、組織図に基づいた糸の動きを再現し、リアルな質感を画面上で確認できます。これまで、頭の中でイメージするしかなかった複雑な織り組織も、実際に近い形でプレビューできるため、デザインの試行錯誤が格段に効率化されます。(※糸のケバ部分の描画やジャガード(擬似組織)には対応していません)
織りイメージの特長
パナマ織の奥行き: 以前は平面的な表現になりがちだったパナマ織の独特な凹凸感が、今回のアップデートにより、リアルに再現されます。縞入力との連携も強化され、より複雑で表現豊かなデザインも直感的に作成可能です。
蜂巣織の繊細な構造: 蜂の巣状の立体的な織り柄が特徴の蜂巣織。新しい「織りイメージ」では、経糸の浮き沈みが精緻に表現され、その複雑な構造を細部まで確認できます。コントラスト設定を調整することで、生地の陰影や糸の色の濃淡を微調整し、理想のイメージへと近づけることができます。
さらなるリアリティを追求した強化点
高密度表現による微細な表現: デフォルト糸密度の3倍まで対応可能になった糸密度入力により、これまで表現が難しかった高密度織物もシミュレーションできるようになりました。(※二層織りには対応しておりません)
ソフトで自然な起毛感: 最長20mmまでの起毛表現を可能にする新しいアルゴリズムにより、これまで以上に自然で柔らかな起毛感を表現できます。製品イメージをよりリアルに見せたい場合に、非常に有効な機能です。(※縞入力画面とは異なるアルゴリズムが採用されています)
二層組織における接結糸の表現: 二層織物のデザインにおいて重要な役割を果たす接結糸。今回のアップデートでは、この接結糸の有無や配置が織りイメージに反映されるようになりました。(※縞入力画面と織りイメージ画面での書き出し本数が異なります)
表裏同時印刷でデザイン確認を効率化: ドビー組織の表裏同時印刷に対応したことで、複雑な組織の表と裏のデザインを一枚のシートで同時に確認できるようになりました。これにより、デザインの検討やクライアントへの提案がよりスムーズになります。
今回のver.4.25アップデートにより、「織りイメージ」機能が大幅に強化され、テキスタイルデザインの可能性がさらに広がりました。ぜひこの機会に最新バージョンをお試しいただき、革新的な表現力を体験してください。
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