top of page

(ブログ)モザイク機能を活用した靴下デザインの効率的なフロー

更新日:4月18日


モザイク機能を活用した靴下デザインの効率的なフロー

靴下の企画から製造までをスムーズに進めるために、デザイン画をモザイクデータに変換し、仕様書と合わせて工場に提供する効率的なフローをご紹介します。


登録色による正確な色指定や、写真合成による完成イメージの作成は、製造現場との連携強化と営業活動の強力なサポートに繋がります。



企画とイメージの具体化

まず、企画内容と仕様書の情報をもとに、靴下のデザインイメージを具体的に検討します。多くの現場では、手書きのスケッチやイラストレーターなどのツールを用いてデザインイメージが作成されています。この初期段階で、具体的なデザインの方向性を定めることが重要です。

靴下の企画とイメージの具体化


モザイク(グラフ)データへの変換と活用

デザインイメージが固まったら、いよいよモザイク(グラフ)データへの変換です。この工程が、効率化の鍵となります。


  1. デザインデータの準備: 作成したデザインデータを準備します。4Dbox PLANSは(.png/ .jpg/ .tif/ .bmp/ .psd*)に対応しています。 (*スマートオブジェクトや調整レイヤーなどPhotoshop特有の機能や効果が含まれるレイヤーは読み込むことができません。あらかじめラスタライズして画像レイヤーにしてください。)

  2. モザイク(グラフ)データへの変換と編集: 準備したデザインデータをモザイク(グラフ)データに変換します。変換後には、レタッチ機能を用いた細やかな修正が可能です。また、インデックスカラーのBMPデータとして書き出すことができます。

  3. 編み上げイメージの作成: 作業途中のモザイクデータからニットデータへの書き出しを行うことで、編み上げ後のイメージを早期に確認できます。





配色編集の自由度

配色作成モジュールを活用することで、色相・彩度・明度を調整した多彩な配色展開や、登録済みのスウォッチを用いた効率的な自動配色展開が可能です。イラストや写真に合成した後でも、柔軟な配色編集に対応できるため、デザインの幅が広がります。



配色プリントによる情報共有

作成した配色は、色パッチ(色情報)と共に表示し、デザインと並べて印刷したり、イメージとして書き出すことができます。これらの資料は、仕様書と合わせて工場への指示や社内での情報共有に役立ちます。




完成イメージを早期に確認

モザイクデータから変換した編み上げイメージを実際の商品写真に合成することで、完成イメージを素早く確認できます。これにより、試作品の製作回数を減らし、コスト削減にも繋がります。営業活動においても、具体的な完成イメージを提示することで、商品の魅力を効果的に伝えることができます。


完成イメージを早期に確認

このモザイク機能を活用したデザインフローは、企画段階のイメージを正確に製造現場へ伝え、効率的な靴下作りを支援します。ぜひ、貴社のデザインワークフローに取り入れてみてください。





関連記事

チェック柄のニットデータを作成する
ニットスタイルでオリジナルデザインを編地に
モザイク変換とニットへの展開


bottom of page